A.法令試験は、貨物運送業の新規経営許可申請や事業譲渡譲受等認可申請を行う会社の当該業務専従の常勤役員1名が受検して合格しなければなりません。
ご質問の趣旨は「自動車六法等」という部分の解釈だと思います。携帯電話、IPhone等の携帯端末やパソコン等の情報通信機器は持ち込みが禁止されておりますが、紙ベースのものであれば、自動車六法、運行管理者用テキスト、参考文献、自作ノート等なんでもOKです。当事務所では、過去問題の傾向ノートや会場持込専用の資料を準備しておりますが、これも勿論持ち込みOKです。
幸いな事に当事務所が関与させていただいた皆さんはきちんと合格されております。現実問題として不合格になる方が多いのは何故か?不合格になった方の多くは「持ち込みできるなら大丈夫だろう」という考えをお持ちで、あまり準備をされていないのだと思います。該当箇所を探しているうちにあっと言う間に試験時間が過ぎていきます...。
※ポイントは限られた試験時間の中で出題された設問の解答が、持込資料のどこのページに載っているかを素早く検索できるように訓練しておく事。当然、ひととおりは資料に目を通しておかなければなりません。
以下は公示の一部抜粋です。青字は特に重点的に出題されてきました。
4.出題範囲及び設問形式等
(1)出題の範囲(以下の法令等については、法令試験の実施日において施行されている内容から出題する。)
①貨物自動車運送事業法 ②貨物自動車運送事業法施行規則
③貨物自動車運送事業輸送安全規則 ④貨物自動車運送事業報告規則
⑤自動車事故報告規則 ⑥道路運送法 ⑦道路運送車両法
⑧道路交通法 ⑨労働基準法 ⑩自動車運転者の労働時間等の改善のための基準
平成元年2月9日労働省告示第7号
⑪労働安全衛生法 ⑫その他一般及び特定貨物自動車運送事業の遂行に必要となる法令等
(2)設問方式 ○×方式及び語群選択方式とする。
(3)出題数 30問
(4)合格基準 出題数の8割以上とする。合格基準に達しない場合は、再試験を実施する。
(5)試験時間 50分とする。
5.その他
(1)自動車六法等(情報通信機器(パソコン等)を除く。)の持ち込みを可とする。
(2)試験当日、受験者は筆記用具を持参すること。
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